予習と復習 … 予習と復習、本当に大事なのどっち?
よく「予習と復習はどちらが大事?」という話が出てきます。「予習」と「復習」のどちらが大事か、どのように勉強をすすめたらいいのでしょうか。もちろん、人によっても科目によっても違いはありますが、なによりも一番のポイントになるのは「先生」です。
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「予習と復習」はどちらが大事か
さっそく結論ですが、基本的には「先生の言うとおりにするのが一番」です。
「予習と復習」をする理由
まず、中学生高校生なら、科目ごとに先生が違います。その科目の先生が「予習をするといいよ」というと予習をすべきですし、「復習をするといいよ」というなら復習すべきです。なぜなら、先生は「予習することを前提」に授業を組み立てていたり、「復習することを前提」として授業を組み立てていたりするからです。
授業だけでは足りない部分をどう補っていくのかは、先生ごとにイメージしています。そのため、「先生の言うとおりにするのが基本」なのです。
それでは、続いて予習と復習のそれぞれのポイントを見ていきましょう。
「予習」のポイント
「予習」は習っていないことに取り組むので、ハードルが高く感じるかもしれませんね。でも、 そんなに大げさに考えなくても大丈夫です。
完全でなくてもよい
予習で完全に学習しきれるなら授業はいらないわけなので、「部分的に取り組む」だけでも十分に効果はあります。
数学や理科なら「語句をチェックしておく」だけでも意味がありますし、社会などでも「本文や図や表に目を通しておく」だけでもいいのです。授業のときに消化不良にならない程度に、一定量の知識を身につけておくことができるといいですね。
もちろん十分に予習できていることがいいのですが、少しであっても、わからないところがたくさんあっても、なんだかんだと言って「やらないよりはやったほうが絶対にいい」です。
予習はいけないことか
学校の先生が説明をする前に、下手に知識があるとよくないという考え方もあります。しかし、得意科目のことを考えてみると、実際は何らかの予習をしているものです。
例えば、歴史が得意な人は歴史の本を読みまくっており、予習しまくっています。他の科目もそういうことが多いですね。例えば、先生は 指導や説明の組み立てを考えてすすめているのに、予習したりすでに知っている人が授業中に口走ってしまうと先生の指導の流れを乱してしまいます。
予習がいけないのではなく、授業の妨げになるような発言をするなど先生の授業に悪影響になるとよくないということでしょう。つまり、予習をすること自体には、問題はありません。
苦手科目の場合は …
苦手科目の場合は要注意です。「中学生なら小学生までのこと」「高校生なら中学生までのこと」ができる前提で教科書はつくられ授業は組み立てられます。そのため、これまでの履修内容に自信がないようなら、これから学習する内容の基本は確認し直しておいたほうがよさそうです。
これらは、数学や理科では公式などの重要事項のほか、全科目とも語句もポイントになります。これまでに習った内容は、語句から意味をイメージできるようにしてくことが必要です。語句がわからない状態で新単元の授業を受けても理解することは難しいですから。
また、苦手科目だったり、難しい単元であればるほど、「語句のチェック」や「教科書を読むだけ」でもいいので、できる範囲のことをやると効果がありますね。
「復習」のポイント
次に「復習」です。宿題として行うケースもありますが、やはり「個人差があるので自分の状況をよく考えて取り組む」といいですね。
完全でなくてもよい
完全に「復習」できればいいのですが、学年が上がると質も量もレベルアップするため、そういうわけにはいきません。
しかし、完全でなくとも、その日に学習した内容に目を通すだけでも意味はあります。また、その日に完全に復習できなくても、週末に取り組むこともできますから。
個人差や得意不得意科目、その他の状況を考慮する
個人差や得意不得意科目によって「復習の要否」や「ボリューム」を考慮するのはもちろんですが、ほかにも注意点はあります。
例えば、高校生の単語テストは最低限のものとして実施するケースが多くなっています。「単語テストに合格すること」が目的ではなく、「大学入試に対応できること」が目的なので、単語テストに合格しても時間がたって忘れているなら各自で復習する必要があります。
また、ほとんどの高校生が単語テストをクリアするわけですから、ほとんどの高校生(クラスメイト)ができていることができたからといって満足することはありませんよね。
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「予習と復習」のどちらが大事かのまとめ
まず、予習と復習は、科目ごとに考慮し週単位で計画することが大切になります。時間は無限ではないので、科目ごとのバランスも考えて時間配分するといいですね。
・基本は授業ごとの先生の指示に従って、「予習」や「復習」を行う。
→先生がクラスの平均的な人をイメージして言っているのであれば、「自分はどの位置なのか」「自分はどのレベルを目指しているのか」を考慮して微調整していくことが必要。
「予習と復習」の関連リンク
最後に、関連情報の紹介です。
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