長崎ペンギン水族館 … ペンギンに特化した水族館
「長崎ペンギン水族館」は長崎市東端の雲仙を臨む湾岸にあり、世界に18種類いるペンギンのうち8種類を見ることができる施設です。前身の「長崎水族館」時代から、「ペンギン繁殖のさきがけ的存在」であり、現在では約170頭のペンギンが過ごしています。
Contents
「長崎ペンギン水族館」について
前身である「長崎水族館」について、また、長崎ペンギン水族館 の特徴がわかる概要についても見ていきましょう。
「長崎ペンギン水族館」の歴史
まず、長崎ペンギン水族館は、2001年に「長崎水族館」を移転・縮小する形で開館したのが始まりです。そして、「長崎水族館」時代から、ペンギンを中心とした飼育などの特徴は引き継がれています。
「長崎水族館」時代
1959年に「長崎水族館」が開館、園内には動物園や7種120羽のペンギンが飼育され、ペンギンの園内散歩は注目を集めていました。しかし、施設の老朽化などから、1998年に営業を終了することになります。
「長崎水族館」は、捕鯨船が南氷洋で捕獲したペンギンを受け入れていました。そして、1959年から数年の間に、「オウサマペンギン」や「コウテイペンギン」など6種28羽のペンギンが入館します。
水族館の歴史が浅いうちは苦労も多かったものの、徐々に飼育方法を確立していきました。その結果、「オウサマペンギン」が世界最長となる39年を超える飼育記録を達成したほか、さまざまな種類のペンギンの繁殖にも成功しています。
長崎ペンギン水族館として
1998年に「長崎水族館」は閉館しました。しかし、住民の強い要望や署名などもあり、2001年に移転・縮小し市立の水族館として「長崎ペンギン水族館」が開館します。
「長崎ペンギン水族館」の概要
「ペンギン」を中心に「魚類」や「甲殻類」を飼育、展示している水族館です。2015年時点では、世界一となる9種類のペンギンを飼育していました。
「長崎ペンギン水族館」の館内
長崎ペンギン水族館に到着すると、入口上部に巨大なマスコットキャラクターの「アバちゃん」が見えてきます。なお、館内は、入り口から1Fで見学のあと、2Fへ上がり、再び1Fへ戻ってくるという順路になっています。それでは、順路に合わせて、館内のようすや 見どころを見ていきましょう。
入り口から1F
まず、入り口を入って右手、「カタクチイワシ」の群れが迎えてくれます。
亜南極ペンギンプール
水深4mのプールを亜南極に生息する「ペンギン」たちが自由に泳ぎ回っています。2Fとつながっている水槽です。
長崎の海水槽
次に「長崎の海水槽」、長崎近海の海にいる生き物を見ることができます。水深3mの水槽に、「マダイ」「クエ」などの大きめの魚のほか、「ハリセンボン」「シロザメ」「ウツボ」なども。
2Fへ
さらに、「長崎の海水槽」から2Fへ上がると、広い展示スペースが広がります。また、「クラゲ水槽」などもあり、ここからいよいよたくさんのペンギンたちとの出会いです。
亜南極ペンギン
「亜南極ペンギン」に分類される5種類のペンギンを観察できます。なお、大きさの順に「キングペンギン」「ジェンツーペンギン」「ヒゲペンギン」「マカロニペンギン」「ミナミイワトビペンギン」です。
「キングペンギン」は、後頭部と胸元が黄色くなっているという特徴があります。また、「コウテイペンギン」に次ぐ大きさになっており、全長は約90cm、体重は10-16kgです。
あごの下に黒いラインがるように見えるのを「ヒゲ」に見立てて、「ヒゲペンギン」と言われています。なお、体長は約70-75cm、体重は4-7kgです。
このあと、広場やビーチが見渡せる「展望テラス」、ペンギンの生態や生息について詳しく知ることができる「ペンギン情報室」、「バーチャルシアター」へと順路は続きます。
さらに、次は「コガタペンギン」を見ることができます。世界最小のペンギンであり、体長は約40cm、体重は約1kgです。
再び1Fへ
そして、再び1Fへ降りると「温帯ペンギン」のゾーンです。
温帯ペンギン
南アメリカ大陸の南端付近に生息する「マゼランペンギン」、チリ北部からペルーにかけて分布する「フンボルトペンギン」、南アフリカに生息する「ケープペンギン」がいます。
なお、この先には、「ヤドカリ」や「ヒトデ」など海の生き物と触れ合える「タッチプール」、「ペンギンショップ」もあります。
その他の施設
ペンギン広場、 ふれあいペンギンビーチ
そして、出口を出ると、「ペンギン広場」や「ふれあいペンギンビーチ」があります。時間によっては、ペンギンたちが外に出てきて散歩したり遊んだりします。また、「餌やり体験」も人気です。
ビオトープ
第1駐車場から水族館の間の「ビオトープ」には、さまざまな生き物が見られます。なお、池や小川、渓流、棚田などをイメージした自然の中に「生きもののすみか」を再現していますよ。
ペンギンショップ
最後に、ペンギングッズなどは、お土産は「ペンギンショップ」で買うことができます。ただ、「オンラインショップ」はないようなので、ここでしか買うことができないものもあります。場所は1F出口付近です。
「長崎ペンギン水族館」の案内
それでは、入館案内やアクセスについて見ていきましょう。
入館案内
開館時間
9:00 – 17:00( 年中無休 )
入場料
一般 520円、小学生以下 310円
*3歳未満および長崎市在住60歳以上の方は無料。
アクセス
〒851-0121 長崎県長崎市宿町3番地16
TEL:095-838-3131
公共交通機関で
JR長崎本線 / 長崎駅から 県営バス ( 赤いバス ) で約30分
*長崎駅からタクシーを使うと、約20分 ( 約2,500円 ) 。
車で
長崎自動車道 / 長崎芒塚ICから 約5分
長崎自動車道 / 長崎多良見ICから 約15分
*なお、駐車場は、普通車 1時間200円、以降 1時間ごとに100円。
地図
関連リンク
最後に、その他の動物園や水族館、九州の情報の紹介です。
水族館関連
・アクア・トトぎふ … 世界最大級の「淡水魚水族館 」
・琵琶湖博物館 … 水族館としても満足できる「びわ博」
・京都水族館 … 2020年7月リニューアル「クラゲワンダー」
・ニフレル … あらゆる感性にふれる生きもの展示
動物園関連
・ブルーメの丘 … 花と動物の「滋賀農業公園ブルーメの丘」
・天王寺動物園 … 「生態的展示」中心の本格派動物園へ
・姫路セントラルパーク … ドライブスルーサファリの姫セン
・アドベンチャーワールド … 南紀白浜の総合テーマパーク
九州のお出かけ情報
・太宰府天満宮 … 学問の神様 菅原道真公を祀る総本山
・原城(原城跡)… 「島原・天草一揆」の最後の砦
・亀山社中 記念館 … 坂本龍馬らが結成した日本最初の商社
・長崎原爆資料館 … 被害や経緯を伝え「平和を考える」施設
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません