浄瑠璃寺 … 緑深い「浄土式庭園」と色鮮やかな「三重塔」

2022年3月15日

浄瑠璃寺

京都と奈良の県境付近の山あいにある「浄瑠璃寺」は、平安時代末期に開かれた真言律宗の寺院です。池を中心に緑に囲まれた「浄土式庭園」とそれを見おろす深紅の「三重塔」に特徴があります。また、本堂には「九体阿弥陀如来像」や「四天王立像」などの国宝や その他重要文化財が安置されています。

お名前.com

「浄瑠璃寺」について

浄瑠璃寺は、奈良県まで数百メートルという「京都府最南端の木津川市」にあります。山号は「小田原山」、院号は「法雲院(ほううんいん)」、「九体阿弥陀如来」と「薬師如来」を本尊とする「真言律宗」の寺院です。なお、札所等には、次のような指定を受けています。

・仏塔古寺十八尊 第10番
・西国薬師四十九霊場 第37番
・関西花の寺二十五霊場 第16番
・神仏霊場巡拝の道 第128番(京都48番)

浄瑠璃寺庭園 入口
「 浄瑠璃寺庭園 入口 」

ロリポップ!

「浄瑠璃寺」の成り立ち

浄瑠璃寺付近は、現在「当尾(とうのお)」と呼ばれる地域ですが、古来には「小田原」と呼ばれる地域でもありました。とくに平安時代後期から、この地に修行僧が集まり、各所に「庵」を設けて仏教修行を行っていたと言われています。

この小田原という地域では、浄瑠璃寺が西の中心となり、「西小田原」とも言われていました。寺の建立は奈良時代に 聖武天皇が行基に命じたものであり、浄瑠璃寺の唯一の記録である「浄瑠璃寺流記事(重要文化財)」には 浄瑠璃寺の開基は1047年に義明上人が「薬師如来」を安置したことによると伝わります。

また、浄瑠璃寺の名は、東方浄瑠璃浄土の主である「薬師瑠璃光如来」に因んだものです。その後、平安時代末期に「九体阿弥陀仏」を安置する「阿弥陀堂」を建立して庭園を整備、今日の姿になりました。

喜ばれる出産祝いに、ふとんクリーナー「レイコップ」

現在の「浄瑠璃寺」

本堂

寄棟造で本瓦葺の「本堂」は、国宝に指定されています。また、平安時代には、このような「阿弥陀堂」は京都を中心に30ヶ所以上あったとされていますが、現存するのは「浄瑠璃寺本堂」のみです。さらに、この「本堂」には、多数の国宝や 重要文化財などが安置されており、その一部を紹介しておきましょう。

国宝「九体阿弥陀如来坐像」が横一列に安置されています。なお、中央の「中尊像」の高さは 224cm、両脇に4体ずつの「脇像」8体の高さは139-145cmほどです。

国宝「四天王立像」は堂内の四隅を守る役割があります。ただ、現在は「持国天像」と「増長天像」のみが安置されており、「広目天像」は東京国立博物館へ、「多聞天像」は 京都国立博物館へ出陳されています。

重要文化財「吉祥天女像(秘仏)」は、1212年に安置されたと言われており、今なお鮮やかな色彩が残ります。木造の「厨子」の中にあるその姿は、正月と春秋に公開されます。

浄瑠璃寺 本堂
「 本堂 」

新版 古寺巡礼京都〈2〉 浄瑠璃寺

三重塔

鮮やかな色の「三重塔」は、京都の一条大宮から移築され「庭園の東」に配置されました。そして、その特徴は、「心柱」が初層階の天井に建てられており、初層の内部には柱がないことです。

この「三重塔」内には、現世の苦しみを除くとされる重要文化財「薬師如来像(秘仏)」が安置されています。

三重塔
「 三重塔 」

浄瑠璃寺庭園

「極楽浄土」を表現しているとされる「浄瑠璃寺庭園」は、特別名勝・史跡に指定されています。中央の「宝池」は梵字の阿字をかたどったと言われており、周囲の自然と調和し四季折々にさまざまな姿を見せてくれます。このような「浄土式庭園」は、ほとんど現存しておらず貴重なものです。

また、特別名勝とは、金沢市の「兼六園」や京都市右京区の「龍安寺方丈庭園(石庭)」など全国に36ヶ所しかない貴重なものとなっています。

浄瑠璃寺庭園
「 浄瑠璃寺庭園 」

エルセーヌ

「浄瑠璃寺」の案内

参拝案内

拝観時間

3 – 11月: 9:00 – 17:00(受付16:30まで)
12 – 2月:10:00 – 16:00(受付15:30まで)

* ただし、法要中は拝観不可。例年は4月18日と8月20日の14:00-15:30頃に本堂内で行われます。

拝観料

境内への入山は無料です。なお、「本堂」への参拝は、本堂北側に「受付」で参拝の手続をすることができます。

本堂参拝 400円、小学生以下 無料

ご朱印

「ご朱印」についても、本堂北側の「受付」でいただくことができます。300円です。

アクセス

〒619-1135 京都府木津川市加茂町西小札場40

公共交通機関で

JR大和路線/加茂駅から徒歩70分 またはコミュニティバス当尾線「浄瑠璃寺前」下車すぐ

【 お茶の京都 木津川古寺巡礼バス 】
春季、秋季の期間の土日祝のみ運行するバスです。 詳細は「チラシ(PDF)」でご確認ください。
JR奈良駅、近鉄奈良駅、JR加茂駅などから「浄瑠璃寺前」へ行くことができます。

車で

京奈和自動車道/木津ICから約15分
第二阪奈道路/宝来ICから約25分
西名阪自動車道/天理ICから約30分

*浄瑠璃寺の「山門」から100-200m手前に有料「浄瑠璃寺前駐車場」があります。普通車 300円。

地図

全国630店舗以上!もみほぐし・足つぼ・ハンドリフレ・クイックヘッドの「リラクゼーション店」【りらくる】

関連リンク

周辺のお出かけ情報

茶源郷まつり … 茶作り800年の歴史、茶の産地和束町
万灯呂山 展望台 … 京都府南部を一望できる展望台
東大寺 … 奈良の大仏と金剛力士像、そして「柱の穴」
興福寺 … 世界遺産であり多数の国宝をもつ法相宗の大本山
ならまち / 南西部 … 時間がゆったり流れる歴史的町並み

近隣のお出かけ情報

滋賀の お出かけ情報 … 地域別 まとめ
京都の お出かけ情報 … 地域別 まとめ
大阪の お出かけ情報 … 地域別 まとめ
奈良の お出かけ情報 … 地域別 まとめ