本を読む と読解力がつくというのは本当か?

2021年9月14日

結論から言うと「 本による 」ということです。 それでは、どんな 本を読む ことで、どのような効果があるのでしょうか。 対象を広げて本に限らず「 とにかく文章の書いてあるもの 」について、分野別に よいところなどポイントを見ていきたいと思います。

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「 本を読む 」種類ごとにチェック

「 読むこと 」が どれだけ読解力に影響するのかを考えるときに、本の「 種類 」によってどう違うのかを 考える必要があります。 ここでは、「 小説 」「 新聞 」「 辞書 」「 説明文 」の 4種類についてチェックしてみましょう。

「 小説 」の 本を読む

「 本を 読む 」というと、「 小説 」や「 読書感想文の課題図書 」などをイメージする人は多いかもしれません。「 小説 」をたくさん読んでいる人もいますよね。

ただ、「 小説 」は基本的に読み方は自由です。 その話を読んで どのような受け取り方をしても構わないわけです。 音楽と同じで、その曲を聴いてどのような感想を抱いても、自分の過去の経験と重ねても、それが自分の聴き方です。 ということは、いくら小説をたくさん読んでも 自分の受け取り方をするだけでは、「 読解力 」に関しては効果はそう大きくはない と言えます。

本を読む
「 小説 」

それでは、「 小説 」を読む意味がないのかというと そうでもありません。 本を読んだら、家族や友達に話してみて、自分の意見を言ったり人の意見を聞いたりするといい ですね。 相手がその本を読んでいなくても、あらすじを話してあげると 自分の頭の整理にもなります。 問題は「 話し合ってくれる相手 」がいるかどうかですが。

そして、「 読解力 」に関しては 大きくプラスにはならないかもしれませんが、作品によっては「 情操 」や「 語彙力 」なども育むことができそうです。「 感じる部分 」であったり「 道徳的な心 」や「 価値観を養うこと 」など、小説と「 情操 」はつながりが深そうです。

本の読み方 スロー・リーディングの実践 / 平野啓一郎 ( PHP文庫 )

「 新聞 」を読む

言葉を身につけることにおいては、「 新聞 」はいい教材だと言えます。 中身はともかく 「 表現 」や「 言葉遣い 」は安定したものがあり、事柄を説明している文章に親しむいい機会 になります。

新聞だからといって全て正しいとは言い切れませんが、「 スピードが命で 誤字脱字など誤りが多いネットニュース 」などに比べると、やはりきちんとした文章です。

本を読む
「 新聞 」

ちなみに 我が家の小学生の三男は、「 スポーツ欄 」だけを読んでいます。 最初は それではあまり意味がないかなとも思いましたが、見出しだけではなく 文章も読んでいるので、「 大人の文章に触れる機会 」としては貴重なものだと思い直しています。

例えば、入試での説明文などには「 大人が 大人向けに書いた本 」が本文として使われることを考えると、新聞のスポーツ欄とはいえ「 大人が 大人向けに書いた文 」ということで意味はありそうです。

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「 辞書 」としての 本を読む

「 辞書 」は「 読む 」イメージではないかもしれませんね。 しかし、頻繁に調べているなら、読んでいるのも同じことです。 ちなみに、三島由紀夫は 小学生のときから「 国語辞典 」を前から順に読んでいたそうです。 小説家になる下地は小学生の時にあったのですね。

「 辞書 」に書いてあるのは、ある言葉をその言葉を使わずに言い換えたものです。 日常から 辞書の表現に慣れていると、説明する文章に慣れ 説明することが上手くなるという効果もありますね。

中高生のための本の読み方 — 読書案内 ・ ブックトーク ・ PISA型読解 / 大橋崇行 ( ひつじ書房 )

「 説明文 」の 本を読む

読解と言えば「 説明文は? 」ということですが、普通は 小学生ぐらいまでに向けた「 説明文 」というのはあまりありません。 あえて「 小学生向けの説明文 」と言えるものだと、「 図鑑 」などで説明が詳しく書かれた部分や「 不思議 」シリーズのような本が該当すると思います。

本を読む
「 サバイバルシリーズ 」

小学生向けではないながら 小学生が読むかもしれないものとしては、趣味の本などで「 大人向けの本 」を読む場合 でしょうか。 あまり固いものでなくても、うちの三男なら「 プロ野球 選手名鑑 」や「 ヤクルトスワローズ ファンブック 」なども大人向けの文章なので 効果はありそうです。

エ ル セ ー ヌ

「 本を読む と読解力がつくか」のまとめ

本というと「 小説 」を思い浮かべる人も多いかと思いますが、「 小説 」なら誰かと話し合うことで効果があがります。 もし、「 小説 」をたくさん読んでいるお子様がいらしたら、意識的に話を聞いてあげる といいですね。

それ以外では、「 大人向けの文章 」に触れることが大切です。 苦手な内容なのに 文章も難しいのでは読む気にならないので、得意なこと好きなことの「 大人向けの文章 」に触れる とあわせて 読解力や語彙力も上がっていくのではないでしょうか。

好きなことがあるのなら、付帯して能力をつけていく「 チャンス 」でもありますね。

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