勉強と日常生活 を関連づけて勉強をするために
子供にとっての「勉強と日常生活」は、幼少の頃はそれほど区別がないものの、いずれは区別されていきます。しかし、中学校の学習ぐらいまでなら「日常生活」と関連が深い内容はたくさんあるので、「勉強と日常生活」を分断せずに学習を続けたいですね。それでは、勉強と日常生活の関連についてみていきましょう。
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勉強と日常生活の関連 について
「勉強と日常生活」の関連は深いので、とくに 小中学生の間は「日常生活と関連づけながら勉強する」と、理解しやすく効率的に学習することができます。天体など 理科に関する内容もそうですが、社会や国語はもちろん、算数(数学)の文章題などでも関連はあります。
勉強と日常生活が分断される ポイント
まず、前提として「勉強と日常生活に関連がある」のは間違いありません。おそらく、分断されるのは本人の頭の中、意識の上で分断されてしまうのではないでしょうか。
勉強への「嫌悪感」から
一般的には、小学校高学年頃から勉強を面倒がったりすることが多くなるように感じます。例えば、宿題が大変になったり、テストで間違うことが増えたり、「勉強しなさい」と言われることが増えたりと原因はさまざまあるでしょう。
これが続くと、まずは 何かにつけて「勉強かどうか」というフィルターにかける意識がついてしまいます。そして、「勉強だ」と判定されると意識が下がることになります。
「テストへの意識」が強すぎて
学習したことの定着を確認するには「テスト」は重要です。また、中学生になると内申点として高校入試に直接関わってくることもかりますから、 定期テストは重要なものです。
しかし、テストへの強い意識がマイナスになることもあります。テストに出題されそうにないものへの意識が極端に低下する こと。人間は無意識のうちに興味のないことはスルーします。そのため、視界に入っているものも、聞こえることも、自分に興味がなければ目に入らず聞こえもしません。
目先のテストに出題されそうかどうかで、若くていくらでも頭に入る時期を過ごすのはもったいないことです。また、中学校や高校のテストはゴールではなく通過点 ですから、度合いは難しいですが「テストだけにこだわりすぎない」ほうがいいかもしれません。
勉強と日常生活を関連づけるポイント
「勉強と日常生活が結びつく」ポイントは、家庭科などを含めると無限にあります。それでは、これまで結びつきが重要だと感じたポイントを紹介します。
「単位」の学習
さて、小学校低学年から、長さや重さなど主な「単位」の学習が始まります。文章題に登場したときに、ある程度の具体的な数値のイメージがわくと式を立てたり計算することに集中しやすくなります。
また、イメージできるとイメージする習慣がつきますし、イメージできないとイメージしないまま解く習慣がついてしまいます。例えば、身近な長さや重さなどから、「日常で単位や具体的な量に触れておく」といいですね。
長さの例
・文 房 具:鉛筆、消しゴム、教科書など。
・大きなもの:家の天井、車の長さなど。
・距 離:家から学校まで、おばあちゃんの家まで、東京〜大阪など。
重さの例
・文 房 具:鉛筆、消しゴム、教科書など。
・食 品:牛乳パック、パスタ、野菜など。
買い物で
子供と一緒に、日常の食料品などの買い物に行くこともあるかと思います。小さいうちは、グズったり、あれがほしいということになったりしますから連れて行くのは大変ですが、「調理される前の野菜や果物などをリアルで目にする」のはいい体験になります。
また、小学生ぐらいになると、 買い物に行くことを面倒がったりすることもあるかもしれませんが、野菜や果物、肉や魚も産地が書かれているので「産地チェック」をするといいですね。野菜や果物だと、気候や土壌の特徴や消費地との距離とつながりがあることに気づくことがあるかもしれません。
ちなみに、我が家では近所の畑の周辺を散歩することもありました。ナスやトマト、キュウリなどは小さな畑でもつくられていますし、そのほか地域によって特徴ある作物もありそうです。なお、作物をじろじろ見ていると怪しまれるかと思われるかもしれませんが、 小さい子供と一緒で中に入らなければ問題ないと思います。
「勉強と日常生活を関連付けて勉強するために」のまとめ
まず、とにかく何かと「学校で勉強したことと日常生活がつながりがある」ということを教えてあげるといいですね。できれば、一度や二度ではなく何度でも。
また、親のほうでもはっきりわからないことや知らないことがあれば、調べて教えてあげるのも勉強になります。そして、「わからないことがあれば調べる」ということが習慣になるのもいいことです。
関連リンク
最後に、関連する本や情報の紹介です。
本など
子育てと本との関係
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・ 本を読むと読解力がつく というのは本当か?
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学習関連
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